小学校で少年野球(軟式)やリトルリーグ(硬式)に所属していた場合、中学野球はどうしようかと悩まれる方は少なくないと思います。
まず悩むのは、「部活動(野球部)かそれ意外か?」、または「軟式野球か硬式野球か?」だと思います。私もそうでした。
特に有名なシニアとボーイズの違いについて解説していきます。
その前に、実はシニア、ボーイズ以外にも別の団体があるのをご存じですか??
シニア、ボーイズ以外にも団体が!?
実はシニア、ボーイズ以外にもヤング、ポニーといった団体があります。
中学硬式野球の5団体が有名です!!
- リトルシニア
- ボーイズリーグ
- ポニーリーグ
- ヤングリーグ
- フレッシュリーグ
リトルシニア(日本リトルシニア中学硬式野球協会)
概要
アメリカ発祥のリトルリーグから派生し、日本では1972年に設立。伝統のある団体です。
チームは年々増え、連盟も関東、関西(四国、中国を含む)から、北海道、東北、信越、東海、九州に広がり、現在は全国で7連盟(2024年4月末現在)が活動、約21,000人の選手たちが所属しています。
主な出身プロ野球選手
大谷翔平、鈴木誠也、松井祐樹、菊池雄星等
ボーイズリーグ(日本少年野球連盟)
概要
日本少年野球連盟は1970年より、 当初わずか28チームでしたが、現在は北から南まで43支部、小・中学生の部併せて約725チームの大きな組織に発展しました。
主な出身プロ野球選手
ダルビッシュ有、山本由伸、吉田正尚、前田健太等
ポニーリーグ(日本ポニーベースボール協会)
概要
1950年秋、ポニーリーグは米国ペンシルバニア州ワシントンで誕生。
日本では1975年、米国ボーイズ・ベースボール協会ポニーリーグ公認のもと、日本ポニー・リーグ野球協会が結成。更に翌年には小学生高学年を対象としたブロンコリーグが加わり、改称ののち、現在の日本ポニーベースボール協会となりました。
2014年には日本硬式少年野球連盟(ジャパンリーグ)と統合し新たな出発を果たしています。
主な出身プロ野球選手
高橋由伸、石井一久、宮城大弥、今井達也等
ヤングリーグ(全日本少年硬式野球連盟)
概要
1993年1月に設立された連盟。
主な出身プロ野球選手
山田哲人、八木 智哉等
フレッシュリーグ(九州硬式少年野球協会)
概要
1986年1月1日に創立。
九州北部地区連盟と九州南部地区連盟の2つの連盟で構成される。
主な出身プロ野球選手
長野 久義、川原 弘之等
それでは、団体の中でも特に有名な、シニア、ボーイズについて解説します。
シニア、ボーイズの共通点

- シニアもボーイズも、どちらも硬式野球の団体
- クラブチームなので毎月の部費は発生、学校の部活動とは全く関係無し
- 基本的には土日祝日の活動。平日練習があるチームも有り
- 親の手伝い、当番等は、シニア、ボーイズ関係無しでチームによって異なる
- どちらも最大のメリットは、高校との繋がり
中学硬式野球のクラブチームに関連する記事を複数作成しています。
是非下記リンクから参照してみて下さい。
シニアもボーイズも、どちらも硬式野球の団体
中学校の部活で、硬式野球部があるところを私自身知りません。なので高校野球(硬式)を見据えて、硬式球に慣れておきたいなどの理由で硬式野球をやりたい中学生が入るのがシニア、ボーイズ等のクラブチームです。
プロ野球選手もシニア出身しかいない!等とうわけではなく、ボーイズ、ポニー、ヤング出身者もいます。どれも同じ中学生向けの硬式野球をする団体考えて頂ければ間違いないです。
組織の大きさでいうと、シニア、ボーイズが大きいです。更にざっくりいうと、関西方面がボーイズの勢力が強くて、関東がシニアというイメージです。ただ、昨今関東でもボーイズも広がっております。
クラブチームの毎月の部費は?
シニアもボーイズもどちらもクラブチームなので、毎月の部費がかかります。額はチームによって様々です。一万円しないところもありますし、超えるところもあります。
ざっくり1万円~2万円程度が相場と思います。
当然ながら、初期費用は別でかかります。また、別途遠征費や合宿費を徴収する等、チームによって運用の仕方は異なるところです。
学校の部活動はどうするか?
平日練習があるチームもありますが、無いチームもあります。無いチームに所属している人は、学校の部活動に所属するのか???と疑問に持つ方もいると思います。
結論からいうと、部活動に入る入らないは、これもまちまちです。
土日のクラブチームの野球にも繋がり、身体を鍛える目的で陸上部に入っている人もおります。
部活に入らないで、その分平日に塾に通っている人もいます。
内申点に影響する??(都市伝説?)からと、何かには所属した方がよいとの考えで、文化系の部活に入っている人もいます。
ただ一つだけ注意点は、学校側に、クラブチームに入っており、土日(一部平日)の部活動に参加できない旨を伝える必要があります。
部活動によっては、土日参加できないなら不可となる場合がありますので、しっかりとご確認頂けたらと思います!!
基本的には土日祝日の活動。平日練習があるチームも有り
部活動のメリットは、基本毎日練習があることだと思います。クラブチームは、基本的には土日祝日が活動日で、チームによって平日練習の有無が異なります。ガッツリ野球に励みたい方は重要なポイントと思いますので、平日練習の有無をご確認下さい。
チームによっては無いところありますし、あるけど任意のところもあります。
実際に練習、遠征等で使用しているおすすめ野球道具について紹介!!下記リンクより!!
クラブチームの平日練習事情について詳細をまとめた関連記事は下記リンクより!!
中学生の息子と親父が平日夜にほぼ毎日実施している自主練習内容を紹介した記事は下記!!
親の手伝い、当番等は、シニア、ボーイズ関係無しでチームによって異なる
とても気になる親の手伝い、当番ですが、当然ながらチームよって異なります。
基本的には、父、母、共に当番があるチームがほとんどと考えておいた方がよいと思います。特に、母は必ず当番があるところが多いふうに思います。
父は、当番という名目は無くても、やるべき仕事がある、という具合のチームもあるようです。
私の周辺チームの様子ですと、母当番は平均的に月2回程度回ってくるような頻度でしょうか。チームの人数や運営の仕方で異なるので要確認ですが、イメージはそんな感じで大丈夫と思います。
当番とは別に、係りを与えられる場合もあるようです。例えば、合宿係、遠征係(配車係)等等。
父は、審判、設備関係等の係りや役を与えられて対応する場合が多いようです。
以下、一例ですが、思いつく仕事内容を記載しますのでご参考にして下さい。
- 試合時の審判(審判部がチーム内に組織され、審判部で対応のチームも有り)
- 試合時のスコアブック記入(チームスタッフがやる場合も有り)
- 試合時のBSO対応
- 練習、試合時のグランド設営(ネット、道具等)及び撤収
- チームバスが無い場合遠征時の車出し。
- チームバス運転
父の当番(手伝い、負担)について詳細をまとめた関連記事があります!!下記リンクより
◇中学硬式野球クラブチームの親の負担(父当番)!!内容について!!
- スタッフの飲み物、食事対応(チームによる)
- 選手飲み物不足時のフォロー
- 選手体調不良、ケガ時のケア
母の当番(手伝い、負担)についても詳細をまとめた関連記事があります!!下記リンクより
◇中学硬式野球クラブチームの親の負担(母当番)!!内容はこれ!
- 配車が必要なチームは、配車を決める
- 道具車対応(遠征時の道具を積む)
- 合宿の手配、準備対応
遠征時のバス、車出し(配車)の詳細をまとめた関連記事があります!!下記リンクより
◇中学硬式野球クラブチームの遠征(車出し、チームバス、配車)事情!
どちらも最大のメリットは、高校との繋がり
クラブチームに入る一番のメリットは、高校との繋がりだと思います。中学生は成長期も重なり、ケガなどでもまともにプレーできない時期も出てくるかも知れません。そんな時でもあくまで中学野球は通過点だと認識し、チーム活動に励むことが必要です。
当然ながらシニア、ボーイズによらず、チームによって、繋がりのある高校が異なったり、繋がりが弱かったり、強かったりしますので、しっかりとご確認頂けたらと思います。
クラブチーム(シニア、ボーイズ)所属の子の高校選びについてまとめた関連記事は下記リンクより!
◇中学硬式野球の進路!高校の選び方【迷わない!!重要ポイント7選】
シニア、ボーイズ年間活動(大会)の違い
シニアの年間活動のイメージは、高校野球と同じ!!と考えると分かりやすいです。
全国に繋がるメインの大会は、春と夏。高校野球と同様に、秋に春の全国大会の予選があり、勝ち上がると春の全国大会に出場できます。
それ以外にも細かい大会は色々あります。
逆にボーイズは、大会がシニアより多いです。様々な大会があります。
全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップのように各団体混合の交流大会もあります!
まとめ
◆中学硬式野球のクラブチームに関する関連記事は下記リンクより参照下さい!!
⇒リンクはこちら
いかがでしたでしょうか?少しはフムフムと為になることが書いてありましたでしょうか。
結論としては、シニア、ボーイズでほとんど差はありません。あくまで所属している団体が異なるので、大会が異なることくらいです。(細かく言えば色々あると思いますが。。。。)
右も左も分からず、これから検討するっていう方には上記内容を概要として知っているだけで全然問題ないと思います。
ちなみに私の息子はシニアに所属しております。なのでボーイズの詳細、実態はシニアより詳しくありませんので、上記記事は体験会で聞いた内容、実際にボーイズに所属している父母の話を聞いた上で記載しております。
最終的にはご自身でご確認いただけるのが一番と思いますのでよろしくお願いいたします。是非良いチームに巡り合える事を願っております!!
ではまたっ!!
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